年中行事

修正会(しゅしょうえ) 東大寺

修正会

正月7日 13時~

ポイント
法要は13時から約1時間40分。予め大仏殿内の霊名所というところで申し込んでおくと(1件1000円、年末から受付)、この法要で祈願されたお札を送ってもらうことができる。

正月に祈修する法会(ほうえ)

「修正会」は、正月に祈修する法会(ほうえ)という意味で、古くから諸大寺で営まれてきたもの。現在東大寺では、正月七日に金堂大仏殿でこの悔過(けか)の法会をお勤めしている。

「悔過」とは、礼仏して罪過を懺悔(ざんげ)することにより、「天下泰安」「風雨順時」「五穀成熟」「万民快楽」等を祈願することをいう。

8世紀中頃、官大寺等で行われていた「吉祥天悔過会」が「修正会」の源流であるともいわれているが、東大寺法華堂に安置されている「国宝吉祥天立像(塑像)」も、この「吉祥天悔過」の本尊だったのかもしれない。その後「吉祥天悔過会」は諸国の国分寺でも広く勤められるようになったが国分寺の衰退と共に廃絶し、かわって平安時代になると「薬師悔過」などが「修正会」として諸寺院諸堂で盛んに勤められるようになった。

東大寺でも、平安時代には講堂などで元日から7日間にわたって「修正会」が勤められ、また鎌倉時代になると大仏殿の主要な法会の一つにもなり、夜は舞楽が演ぜられるなど、厳粛で盛大な法会が営まれていた。しかし、応仁の乱から続く戦乱の時代をむかえるに至って、東大寺は伽藍の多くを焼失するとともに、この「修正会」も続けることが出来なくなってしまった。

現在営んでいる「修正会」は、江戸時代になって再興されたもので、正月7日に大仏殿で初夜・後夜の法要をお勤めしている。法要では、初夜導師作法・後夜導師作法が勤められ、後夜の作法の間には「散華」を唱和しながらの行道も行われる。後夜導師によって「歳(とし)の首(はじめ)の御法(みのり)をば、つとめ給へる験(しるし)には、牛玉(ごおう)宝印を額に賜りて、千歳(ちとせ)の栄とおもふべきものなりけり」と唱えられるが、この言葉には、「歳首の修正会は千歳の栄えを祈る」というこの法要を勤めるにあたっての願いがこめられているといえる。

また、大仏さまの宝前には「笠餅」と呼ばれる独特の積み方をした壇供(餅)が供えられる。これは修正会特有の供物で、三本の柱状に積まれた小餅の上に傘が覆うように大きな餅を乗せることからこのように呼ばれている。

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