東大寺の歴史

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東大寺の歴史

昭和期以降~平成期現在

文化財維持管理の経緯

昭和期には南大門・大仏殿廻廊・転害門・大仏殿、平成に入ってからは総合防災事業・仁王尊像の修理が、国と多くの人々の助力を得て完了し、今も、建物や尊像或いは文書など約十項目程の修理事業が進められている所である。

東大寺は天平創建以来、このようにして国と多くの人々の助援を求めて、造顕と修理が繰り返され、その精神は各時代において回顧され、法灯を護持してきた経緯がある。この伝統が、今後も継承してゆくことが出来るよう、創建の趣旨と歴史の経緯を学術的に顕彰し、諸行事の伝承はもちろんの事、常に社会に即応した活動を持続してゆかねばならない。

これからの事業展開

愈々平成24年からは、天平伽藍の基壇整備を実施してゆく計画を、具体的に検討してゆくことになった。まずは、東塔及び東塔院跡発掘の手続き申請のための検討作業に入り、続いて三面僧坊・講堂・食堂、そして金鐘山房周辺を地域別に工程表を検討。すでに平成22年には東塔・東塔院跡の非破壊探査を実施し、ある程度の様子がわかってきている。

新たに発見された事実

平成22年、鎮壇具の宝剣が光明皇后によって除物(じょもつ)として盧舎那仏尊像の膝下に埋められたことが新たに判明し、法華堂本尊の八角二重壇の材から伐採時の年輪年代が測定され(729年伐採)、法華堂創建年時が従来の説より早くなる可能性が出てきた。また23年には大仏殿の北側に位置する僧坊の遺構が地下から発見されるなど、新発見が相次いでいる。

このような新発見に関する詳細な検討は学術的な観点から進め、「ザ・グレイトブッダ・シンポジウム(GBS)」や「東大寺文化講演会(毎春/東京銀座マリオン朝日ホール)」・「東大寺現代仏教講演会(毎秋/東大寺金鐘ホール)」「東大寺友の会主催の講演会」、平成23年から始まった「東大寺学講座(金鐘ホール)」などで、一般の方にも広報をしてゆく予定である。

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