令和4年5月11日(水)~6月30日(木)
仏教において戒を授かる儀式を行う場所を戒壇といいます。天平勝宝6年(754)に唐から来日した鑑真和上によって受戒の厳格な儀式が伝えられ、日本で初めて常設の戒壇が東大寺に作られました。その場所が大仏殿の西に位置する戒壇院です。その後、戒壇院は三度火災にあいますが、そのたびに復興されました。
鑑真和上の忌日(6月6日・旧暦5月6日)の時期に合わせて、鑑真和上の肖像画や戒壇院に関係する記録類を展示いたします。
〈展示品〉
・鑑真和上像 紙本著色 江戸時代(17〜18世紀)
・東大寺戒壇院年中行事 紙本墨書 室町時代(15世紀)
・東大寺年中行事記(享保16年~17年) 紙本墨書 江戸時代・享保16~17年(1731〜32)
・戒壇院如法律儀第三興隆録 紙本墨書 江戸時代(18世紀)