東大寺ミュージアム

Museum

2024年 12月
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東大寺ミュージアム休館日

展示のご案内

  • 東大寺の歴史と美術

     東大寺ミュージアムでは「東大寺の歴史と美術」をテーマとして、常設展示および特集展示などを行っています。

     常設展示ではミュージアムの本尊である千手観音菩薩像のほか、法華堂伝来の日光・月光菩薩像、奈良時代の誕生釈迦仏像や大仏開眼供養に用いられた伎楽面など、多くの寺宝をご覧いただけます。特別公開・特集展示については下記でご案内しています。

     

    2024年10月18日(金)~2025年2月7日(金)の展示品目録はこちら

     

     

  • 特集展示「蛇―巳年にちなんで―」

    令和6年12月21日(土)~令和7年2月7日(金)

     

     2025年は巳年(みどし)です。古来、アジアでは時間や方角を表わすために全体を十二等分する仕組みとして十二支を用いていました。6番目にあたる「巳」はちょうど真ん中にあたります。聖武天皇が平和を祈って「天平(てんぴょう)」と改元した729年、国分寺建立の詔(みことのり)を発布した741年、また平安時代に頭部が落下してしまった盧舎那大仏の修理開眼供養が行われた861年も巳年です。この巳に動物を当てはめると蛇(へび)になります。
     蛇は脱皮を繰り返し成長することから、再生の象徴とも考えられました。2025年の皆様の新たなスタートが幸先良いものとなることを祈念し、蛇にまつわる寺宝を紹介します。

     

    〈主な展示品〉

       十二天屏風(六曲一双のうち一隻)    江戸時代(17~19世紀)

    重文 十二神将像のうち巳神          平安時代(12世紀)

    重文 青面金剛像                 平安時代(11世紀)

    国宝 大仏殿牛玉宝印              室町時代・延徳4年(1492)

     

    〈関連展示〉

    重文 大般涅槃経               奈良時代(8世紀)

       金光明最勝王経             平安時代(9世紀)

      

    ※ 1月30日(木)は施設法定点検のため休館いたします。

  • 特集展示「捨目師の作った伎楽面」(第1室)

    令和6年10月18日(金)~令和7年2月7日(金)

     

     天平勝宝4年(752)の4月、東大寺では7年に及んだ盧舎那大仏の仏身の鋳造が完成し、盛大に開眼供養が行われました。この時、大仏殿の前では聖武天皇が臨席するなか日本古来の舞踊のほか、中国や韓国、ベトナムの歌舞音曲が盧舎那大仏に奉納されました。まさに国際色豊かな奈良時代の文化が頂点に達した瞬間だったと言えます。

      

     この舞踊のなかの一つに仮面を着けて音楽に合わせて劇を演じる「伎楽」があります。飛鳥時代、中国の楽舞が百済人によって日本に伝えられたものだと言われています。長い歴史の中で一度途絶えてしまったため詳細な筋書きは不明ですが、この大仏開眼会や、東大寺の法要に用いられた仮面(伎楽面)が正倉院と東大寺に多数保存されてきました。これらの面には銘文によって作者が判明するものがいくつかあります。この特集ではそのうち「捨目師」によって作られた面をまとめてご紹介いたします。名前しか知られない人物ですが、天皇も披見したであろうこの面を通して、奈良時代の工人の息づかいを感じていただければ幸いです。

     

    〈展示伎楽面〉

      師子児 1面 木造彩色 奈良時代(8世紀)

      師子児 1面 木造彩色 奈良時代(8世紀)

      太孤父 1面 木造彩色 奈良時代(8世紀)

      酔胡従 1面 木造彩色 奈良時代(8世紀)

      呉公  1面 木造彩色 奈良時代(8世紀)

      ※ 伎楽面の面種は東大寺の管理上の名称によっています。

     

    なお、下記の期間、奈良国立博物館においても伎楽面の特集が行われています。是非あわせてご観覧ください。

    特別陳列「東大寺伝来の伎楽面ー春日人万呂と基永師ー

    令和6年(2024)10月1日(火)~12月22日(日)

    奈良国立博物館 なら仏像館 第9室

施設のご案内

東大寺は創建以来千二百数十年の歴史の中で、兵火や災害などにより幾度も罹災していますが、その都度、伽藍の再建に尽力するとともに、残された仏教彫刻・絵画・工芸・経巻類・古文書等の保存・継承にも努力してきました。

これらの寺宝を保管・公開することを目的に、平成23年(2011)10月、東大寺ミュージアムが開館。塑像などの壊れやすい寺宝を地震災害から守るため、展示室と収蔵庫部分に部屋免振装置を導入しています。

5つの展示室を備え、特に第2室は法華堂内陣をイメージして設計されており、その雰囲気の中で安置仏に接していただけます。また、特別展示なども折に触れて開催しています。

お願い

館内での撮影・スケッチ・懐中電灯の使用はご遠慮ください。

エントランスでは、聖武天皇が大仏さまに込めた思い、戦火からの復興など、東大寺の歴史を映像で紹介しています。

開館時間

4月〜10月/9:30~17:30(最終入館17:00)
11月〜3月/9:30~17:00(最終入館16:30)

休館日

なし(展示替、施設点検等で臨時休館あり)

入館料

大人(中学生以上)800円
小学生 400円

*小学校就学前(6歳未満)は無料

東大寺友の会(本人のみ)・大仏奉賛会(本人と同伴2名)・唯心会(本人のみ)の会員は、受付にて会員証をご呈示いただきますと無料でご入館いただけます。
団体入館料・心身障害者施設・養護学校・障害者手帳・奈良市の老春手帳・奈良市ななまるカードなどの対応はこちらをご覧ください。
個人の利用に限り、大仏殿とのセット券(中学生以上1,200円、小学生600円)がございます。
【お問合せ】TEL.0742-20-5511 FAX.0742-25-5553

【交通アクセス】東大寺への交通案内はこちら

 ※ 東大寺には駐車場はございません。お車のご利用はなるべくご遠慮ください。

 

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