四月堂(三昧堂)
Shigatsu-dō(Sanmai-dō)
重要文化財
●しがつどう(さんまいどう)
拝観時間 8:30〜16:00
かつて旧暦の4月に法華経に由来する法華三昧会が行なわれたことから、四月堂の通称がある。古くは普賢堂、普賢三昧堂とも呼ばれ、普賢菩薩が本尊だった時代もあり、堂内には小像ながら平安期の普賢菩薩騎象像を安置。法華経を信仰する者のところに、白い象に乗って現れる姿を表しており、御堂の由緒を偲ばせる。
平安時代の治安元年(1021)に創建されたとの記録が残るが、治暦3年(1067)の説もある。現在の建物は方三間の二重寄棟造であり、化粧裏板の墨書から江戸中期、延宝9年(1681)の建立と分かるが、随所に鎌倉期に遡ると目される古材が用いられ、重要文化財に指定されている。堂内には十一面観音像や阿弥陀如来像(いずれも重要文化財)など、平安期の仏像も安置されている。
お願い
堂内での撮影・スケッチ・懐中電灯の使用はご遠慮ください。