俊乗堂
Shunjō-dō
江戸時代
●しゅんじょうどう
入母屋造のこのお堂のあるところは、もと重源上人によって建てられた浄土堂のあったところで、永禄10年(1567)の兵火で類焼したが、元禄年間に公慶上人が重源上人の偉大な功績をたたえ、菩提を弔うためにここにお堂を建て、そこに重源上人像(国宝)を移し本尊とした。肖像彫刻の白眉といわれるこのお像は、仏師快慶作ともされているが、確かなことは不明である。なお堂内には快慶作の阿弥陀如来像(重要文化財)、平安末期の愛染明王像(重要文化財)が安置されている。
堂内は毎年、俊乗上人のご命日「俊乗忌」である7月5日と、開山良弁僧正のご命日「良弁忌」である12月16日に公開される。
お願い
堂内での撮影・スケッチ・懐中電灯の使用はご遠慮下さい。