令和5年7月19日(水)~8月27日(日)
みなさんは誰かに何かを伝えるとき、どのようにそのメッセージが自分のものだと証明するでしょうか。この展示では東大寺に伝わる古文書から、過去の人々がどのように「自分のしるし」を残したのかをご紹介します。
東大寺には数多くの古文書(こもんじょ)が今に伝わっています。そのなかには歴史上の有名人が書いたものもあれば、そうでない人が書いたものもあります。今回は過去の人々がどのように手紙や書類に自分の証(あかし)を残したのか、サイン(署名または花押〔かおう〕)とハンコ(印章〔いんしょう〕)に注目してご紹介します。
〈主な展示品〉
◉源頼朝書状(九月八日付) 鎌倉時代(12世紀)
◉足利尊氏椋橋庄寄進状 南北朝時代(14世紀)
三好長慶禁制 室町時代・永禄2年(1559)
◉織田信長朱印状 安土桃山時代・元亀3年(1572)
◉豊臣秀吉朱印状 安土桃山時代・文禄4年(1595)
◉佐伯四郎丸田畠作手売券 鎌倉時代・建仁2年(1202)
(◉は「国宝 東大寺文書」であることを表します)