2021年10月1日(金)〜 2022年3月21日(月・祝)
本年(2021)10月10日で東大寺ミュージアムは開館10周年を迎えます。それを記念して、3月27日に東京藝術大学文化財保存学保存修復彫刻研究室からご寄贈いただきました執金剛神模刻像2躰(復元彩色を施した塑造の模刻像と現状彩色を施した乾漆造の模刻像)を東大寺ミュージアム内で公開いたします。
・執金剛神立像 塑造 彩色(復元彩色) 現代
法華堂に安置される国宝 執金剛神立像の模刻像。平成23〜25年にかけて行われた法華堂須弥壇解体修理の際に行われた執金剛神立像の調査によって得られた知見をもとに、塑造による原寸大の模刻に、造像当初の彩色文様を復元して加飾した像。
・執金剛神立像 乾漆造 彩色(現状彩色) 現代
乾漆造(脱活乾漆造)で法華堂安置の執金剛神像を模刻した像。法華堂安置像と異なる造像技法によって作られた原寸大の模刻像で、像の表面は法華堂像の彩色の状態をそのまま写している(現状彩色)。